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 県リーグで学んだ闘志を新人大会に繋げよう!

■2018.10.5

7月の選手権一次予選で学んだことは、「勝負の厳しさ」だ。油断した訳ではないが、立ち上がりに相手の勢いに差し込まれ失点し、氣合いを入れ直したが挽回遅く時間切れで敗れてしまった。地区・県大会と同じ轍を踏んでしまった。学びがなかったと思う。細部にわたる私の指導不足を痛感した。7月下旬より新チームとなり、CAP:名嶋 副CAP:大石、内田でスタートした。8月に合宿を行い宮普E福岡・佐賀遠征と経験を積んで、県リーグ3部上位のゲームに臨んだ。結果は1勝3敗1分けで得点9、失点14。1ゲームにつき1.8の得点、2.8の失点となる。課題は得点力と守備力の強化に尽きる。その具体的なものについてはミーティングで確認しているが、話し合うだけでは現状すら維持できないと思っている。幸いにも志の高い部員達が多く自主トレ等、自己のレベルアップのための努力を惜しまずやっていることが新人大会に向けての期待だ。先日読んだ書物で個性について、次のような内容があった。『嬉しい出来事の一つにスペイン代表のイニエスタ選手のJリーグ加入があります。これまでも数多くの世界トップレベルの選手がJリーグでプレーし、彼等から多くの事を学んできました。イニエスタ選手も早速多くの刺激を私たちに与えてくれています。特別なスピード、華麗なステップワークや足技で魅了するのではなく、誰もがする普通のプレーに明らかな違いを見せ(魅せ)ています。最近、「人と違うことをして目立つのは誰でもできる。人と同じことをして秀でなさい」(朝日新聞・折々のことば)という言葉に出合いました。イニエスタ選手だけでなく、ロシア大会のMVPであるモドリッチ選手もこのような選手だと思います。強烈な個性がなくても輝くことができる。もちろん並外れた努力がその後ろにあることは忘れてはいけませんが、多くの若い選手に勇気を与えてくれています。さらに、個性について解剖学者の養老孟司氏は「個性は放っておいても誰にでもあります。だから、この世の中で生きていく上で大切なのは、人と如何に違うかではなく、人と同じところを探すことです」と述べています。これは、人と同じことをまずしっかりしなさいと言っていると思っています。ワールドカップで個性的な選手をたくさん見ることができました。その個性は、徹底的に鍛えられた基本に支えられているのです。』(以上抜粋)個性とは自由やわがままに振る舞うこと、とは違うことを知って欲しい。私は、選手達が大好きなサッカーを意欲的に取り組み、個性豊かなパフォーマンスを発揮しながら調和のとれたチームプレーをすることを期待している。個人やチームとしての基本ややるべき最低の事をきちんと実践することがとても重要だ。この2か月で新チームの課題が見えてきた。個人のSKILLやTACTICS、チームとしての攻守にわたる約束事などの改善点だ。これはTRで改善可能なことだ(技・体)。しかし、その基本となる意識(心)を私たちが早急に変えることこそ同時進行で且つ最優先されるものと思っている。例えば「負けず嫌いな奴になる」「努力や工夫を継続できる奴になる」「チームワークを大切にし、自分を活かせる奴になる」「生活全般で気が利き動ける奴になる」など意識し、それに基づき具体的な行動を行うと目標や夢は実現すると思っている。 昨日、京都大特別教授の本庶教授がノーベル医学生理学賞を受賞した。免疫機能のブレーキ阻害物質の発見ということで、がん治療の新しい進展で大発見だが、研究は20年以上の年月を費やしたと言っていた。探究心を持ち続け、成功するまでやり続ける。やはり、これに尽きる。限られた時間を本気で有意義なものにしなければならないとこの受賞で思った。「言うは易し行うは難し」だが、先ずは、新人大会に向け各個人が強い情熱を持ち、目標を達成する可能な限りの努力をしよう!再スタートするぞ!




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