Principal Message

久留米高校で、あなただけのストーリーを紡いでいこう

〜「ありのままの自分」を大切にしながら、その先の「なりたい自分」へ !〜

久留米高等学校公式ウェブサイトにアクセスいただき、ありがとうございます。

本校は、本年度創立115年を迎える、歴史と伝統に育まれた学校です。校訓「誠実・叡智・気魄」の精神を教育の礎とし、これまで、ここ久留米の地から、多くの優秀な人材を輩出してきました。2万5千人を超える若者たちが、この学び舎を舞台にかけがえのない「成長の物語」を紡いできたのです。

「予測困難」と評される変化の激しい時代を乗り越えていくための「生きる力」の育成が求められるなか、本校は、教育の原点である生徒一人ひとりを大事に育てる教育を実践し、「行きたい」「行かせたい」「行ってよかった」と誰からも言われる学校づくりに取り組んでいます。 そして、生徒たちは、落ち着いた雰囲気のなかにも、明るく、元気に学校生活を送っています。

日々の地道な努力で培った、確かな学力に裏打ちされた進学実績。仲間との絆を深め、人間的成長を促す多くの学校行事や部活動。筑後地区唯一の英語科では、少人数による専門科目の学習や科独自の多彩な行事をとおして、国際理解を深め、豊かな実践的英語力を身に付けることを目指しています。また、探究活動「Newセサミプラン」では、ディベートや課題研究などの活動をとおして社会の様々な課題と向き合い、その解決に向けた考察を深めることで、多面的なものの見方や考え方、主体的に物事に関わっていく意欲や態度をはじめ、一人一人が「未来への扉」を開く力を養います。

今、高校教育は大きな転換期を迎えています。学校における指導内容の基準である学習指導要領が改訂され、現2年生から年次進行で実施されています。教科・科目の構成や内容が大きく変わりました。生徒たちのより主体的な意欲や取組につながるように、新たな評価方法も導入されています。また、成年年齢の18歳引き下げに伴い、「大人になる」ことを積極的にとらえ、自ら主体的に判断し責任をもって行動できる力を育成する教育も求められているところです。

さまざまなことが不確かな時代だからこそ、本校で学ぶみなさんには、知力も人間力も「本物の力」を身につけた素敵な人になってほしいと切に願います。

高校時代は、みなさん一人ひとりの人格形成に大きな影響を与える、かけがえのない大切な時期です。夢の実現に向かって確かな努力を積み重ねていこうとするあなたも、そして時に不安や悩みに戸惑いながらもそれに真摯に向き合おうとするあなたも ―― 「おとな」になっていくみなさん一人ひとりの成長のストーリーに寄り添い、支援していく、そのような温かな学校でありたいと、教職員一同、思いを新たにしているところです。

現在、令和7年度末までの計画で新校舎の建築工事が進んでおり、令和4年4月からは、新しい校舎での生活が始まっています。木材をふんだんに使い、窓から降り注ぐたくさんの光とともに、心地よい風が吹き抜ける……。明るく開放的な、そしてナチュラルで温かみのある雰囲気を醸し出す校舎で、共に学びましょう!!

学校長 市場 敏彦


1 生徒一人一人を大事に育て、「行きたい」「行かせたい」「行ってよかった」学校に
☆日常の対話や面談を大切にして、一人ひとりの生徒理解を図り、その「学び」「心」「挑戦」に寄り添う教職員。親身な関わりが育む安心と信頼の学校

高校生活の3年間は、自分の在り方を模索し、将来の道筋を決める大切な時期です。生徒が安心して充実した高校生活を送り、一人の若者として、そして「おとな」として成長できるよう様々な角度からサポートしていきます。

2 『NEWセサミプラン』(キャリア教育優良校文部科学大臣表彰)
☆思考力や課題解決能力など新しい時代が求める資質・能力を育成。新しい大学入試制度への対応も安心

2021(令和3)年度入試から導入された新しい大学入試制度「大学入学共通テスト」では、思考力や課題解決能力などこれからの時代に必要な新しい学力が問われています。本校では、探究活動「NEWセサミプラン」をとおして、そのような資質・能力の育成を図っています。近年の国公立大学等の入試における合格実績は、まさにその成果と言えます。

3 筑後地区唯一の英語科設置校
☆英語力はもちろん、英語をとおして何を学ぶのかという視点を踏まえた魅力溢れる教育活動を展開

グローバル社会において、英語運用能力は、最も求められる能力のひとつです。本校英語科では、英語力の向上と英語をとおして何を学ぶのかとの視点から海外研修※、領事館訪問、イングリッシュキャンプ、留学生交流会、オーストラリア交流など、英語科独自の国際色豊かな楽しい行事を実施しており、特に「英語好き」の人にとってはとても充実した教育内容となっています。また、生徒は、英語科で培った英語力を自らの進路を切り拓く力としても活用し、英語以外の分野にも進んでいます。
※新型コロナウイルス等の影響で、令和2~5年度は国内に変更

4 生徒が主体的に取り組み、仲間との絆を築く楽しい学校行事や部活動
☆生徒の主体性を重視した学校行事や部活動等をとおして、楽しさや達成感を仲間と共有する充実した学校生活

修学旅行、体育祭、部活動など、本校には、高校生活を楽しみながら、素直に自分を表現し、仲間と共感できる学校行事や部活動があります。教科・科目の学習活動では体験できない貴重な機会をとおして仲間との絆が深まり、充実した学校生活を送ることができます。



令和5年度 教育目標・方針および本年度の重点目標


教育目標

国家及び社会の有為な形成者として知育・徳育・体育の調和のとれた心身ともに健全な人間を育成する。
このため、文武両道の高校生活を通じて、生徒の知性を育て、豊かな情操を養い、心身を鍛え、自律的な態度や規範意識の涵養を図る。

この認識のもとに、次の(1)〜(6)の達成を図る。
(1)校訓である誠実・叡智・気魄の下で清新な校風づくりに努める。
(2)個性を尊重し、自主・自立の精神を養成する。
(3)基本的な生活態度及び基礎的な学力の充実を図る。
(4)社会への貢献意識や感謝の心及び人権意識を育てる。
(5)望ましい集団活動を通して心身の調和と自己を生かす能力を養う。
(6)日本人として国際社会に生きる資質を育成する。


教育方針

「志をもって意欲的に学び、自律心と思いやりの心をもつ、たくましい生徒」の育成
(1)生徒一人一人に行き届いた教育を行う。(個別指導と学ぶ意欲の喚起)
(2)「鍛えて、ほめる」ことによって、生徒の持っている可能性を最大限に伸ばす。
  (自尊感情を高めての自己実現と向上心やチャレンジ精神、勤勉性の育成)
(3)生徒に学力をつけ、進路の実現を図る。(志の育成と進路実現)
(4)生徒の基本的生活習慣を確立する。(忍耐力・気力・体力の育成)
(5)生徒の規範意識やマナーの向上を図る。(規範意識の涵養)
(6)人権尊重の精神及び道徳心を涵養し他者の個性や生き方を尊重することで、いじめを許さない望ましい学校風土を醸成する。(自律心と思いやりの心)


本年度の重点目標

(1)主体的に適切な判断ができる資質・能力の育成を図り、失敗を恐れず物事に積極 的に挑戦させることにより、生徒の人間的成長を促す。
・教育活動において、生徒が自己決定し行動する機会を積極的に設定する。
・「18歳成人」に係る必要な知識を身に付けさせ、成人として自立した行動ができるようにする。
(2)主体的・対話的で深い学びを実現するための授業改善をとおして、知識・技能の習得、思考力、判断力、表現力及び主体的に学習に取り組む態度の育成を図る。
・観点別評価の適切な実践により指導と評価の一体化を図り、学力の伸長を図る。
・学習内容に対する理解を深め、学習に対するモチベーションを高めることを目的として積極的にICTを活用する。
(3)生徒理解に努め、安心・安全な学校生活を送れる環境の構築を目指す。
・生徒との対話を生徒理解の手段の一つとして捉え、二者面談の充実を図る。
・生徒の心身の健康を維持し、生徒が溌溂とした学校生活を送れるよう支援する。
(4)生徒が自らの力で生き方を選択できるよう必要な資質・能力を身に付け、生徒が自分らしい生き方の実現を図るための支援を行う。
・生徒の進路意識を高揚するような情報及び機会を積極的に提供し、生徒が進路について主体的に考える態度を育成する。
・生徒の将来のキャリア形成に係る進路課題解決に向けての支援を行う。
(5)「英語を学びたい」という積極的な姿勢をさらに伸ばし、英語学習の背景にある 文化に対する理解を深め、視野を広げ、国際感覚を養うことによりグローバル人材 の育成を図る。
・3年間をとおして英語科の生徒全員がCEFRのB1レベル相当またはそれ以 上英語力を身に付けることを目標とする。
・英語科における行事やNET及びALT等の人材を積極的に活用しながら、必 要な英語力と人材の育成を図る。


本校のビジョン

目指す学校像 校訓の下、チャレンジ精神に満ちた明るく元気な学校
(1)NEWセサミプランを基盤として、生徒の生きる力を育成する学校
(2)英語科教育活動を推進し、成果を生かし国際理解を進める学校
(3)良き伝統を守り、環境の保全や美化に努める学校

目指す生徒像 未来を拓く、心豊かでたくましい生徒
(1)自他を思いやり、前向きに・誠実に生きる生徒(誠実)
(2)物事の本質を見通す知性・教養を身に付けた生徒(叡智)
(3)正しい判断力と強い意志を持った心身ともに逞しい生徒(気魄)





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