新人県大会best32から総体best4を勝ち取るために
チーム戦術の徹底を図る遠征がスタートする!!
「たかがサッカー、されどサッカー」私は、高校からサッカーというものを始め、大学、社会人(国体)でプレーし指導者として36年間もサッカーというスポーツに携わってきた。指導者として、今でも毎年、試行錯誤を重ねながら、どうしたら強くなれるか、意欲的で自主的にやれる部員達を育成できるか等考えながら部員達を見ている。今年のサッカー部卒部式で卒業生が3年間の思いを後輩たちに語ってくれた。いつもはあまり話さない者が「辞めないで続けて良かった。何故、自分が辞めずに続けたかを問い続けていたが、自分はサッカーが好きではなかった事を離れて分かった」と言った時、彼の今までの苦しさやその中で自分自身が成長した喜びを感じやり続けたことを誇りに思っているという事実に「サッカーをするという」深さを知った。また、辞めようといつも思っていたが、言いに行く勇気がなく最後までやり通した、と話した者もいた。そして、最後まで辞めずに続けて良かった、と締めくくった。何事も最後の最後までやり続けないと、見えないそして分からないことがある、と私も思っている。途中で辞めたものには見えないし感じれないことが沢山ある。全ての卒業生が私たちスタッフに感謝の気持ちを述べてくれた。私たちはどれだけ部員達に関われたのだろうかと恐縮する。共に闘った同級生やマネージャーに感謝する心も育っていて、監督としてとても嬉しかった。現役の部員達にやる気と時間、チャンスの有限さを教えてくれた卒業生に今更ながら感謝する。長くサッカーに関わってきたが、やはり「たかがサッカー、されどサッカー」だと思う。さて、話は換わるが、以前読んだ書物「FOOT×BRAIN」--日本サッカーが世界一になるための26の提言--の中に三浦淳寛氏が「言葉とコミュニケーションの重要性は、そのチームが小学生であろうと、日本代表であろうと変わらない」と云っていた。日本代表が世界と伍するためには、チームワークこそが重要と記している。その鍵は「言葉」。(以下、抜粋)チームメイトとはいえ、当然ながらそれぞれ性格は違います。だから僕は、仲間と話をする際には『この選手に対して一番適した声の掛け方』というものを常に模索していました。例えば、気難しくて冗談が通じにくい性格の人に、ずっと面白おかしいことを言い続けても、お互いの関係が悪くなるだけですよね。それと同じで、結局のところ、チームというのは他人の集合体なわけです。その集団が打ち解けてまとまっていくには、相手の事を常に考えながら会話をする意識、そして、その重要性を全員が持ちながら行動することが必要なのです。その上で、さらにチームワークを強固なものにしていくには、選手同士がお互いに要求し合わなければいけません。ただし、プラスの方向に続く要求であることが絶対条件。「もっとこういうパスを出して欲しいんだ」これはプラスに作用しますが、伝えたいことが同じであっても、「こういうパスを出せよ!」という言葉にはネガティブな印象がありませんか。(中略)味方のミスに対しても同様です。時には厳しく意見をぶつけ合うことが必要なシチュエーションもあるでしょうが、発言の後にマイナスの印象だけが残る言葉からは、残念ながら何も生まれないのです。「僕はこう動くから、このタイミングでグラウンダーのパスを出して欲しい」こういったプラスに作用する表現力がとても重要になってきます。力を発揮するには、お互いの意識が一つの方向でがっちり強くまとまる必要性を述べている。やるぜ!!
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